Expedition!!

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ライフワークである釣りを通してアウトドアな活動をしています。休日を利用して釣りたい魚を追い掛け国内外色々な場所へと足を運ぶ会社員兼釣り旅人。

マレー半島縦断鉄道釣旅#1〜Thailand to Singapore〜

 

4月終わり。世間のGWに合わせ以前よりいつか必ず行こうと決めていた鉄道を使ったマレー半島縦断計画を実行に移すべく単身タイへと飛んだ。

f:id:fishingtripper:20180501211624j:imageバンコク フアランポーン駅発の寝台列車に乗りタイ、マレーシア国境のパダンべサールへ。そこからマレーシア国内を途中途中寄り道しながら最終目的地のシンガポールを目指す旅だ。シンガポールというと個人的にちょっと思う所があり今旅の最終目的地とするに至った。

 

日本人に生まれると陸路で国境を越える機会はバックパッカーでもやっていないとなかなか無い機会なので非常に楽しみでもある。

 

このルートを知ったのは沢木耕太郎氏の著書 深夜特急。沢木氏は香港よりロンドンを目指しユーラシア大陸を横断して行く計画を実行する。その道中今回のルートであるバンコクシンガポール間を旅する事になる。このバックパッカーの金字塔とも言うべき本は数多くの人を旅に駆り立てたに違いない。僕もそんな数多くの1人なのだ。

 

一年ぶりにバンコクの地、ドンムアン空港へ降り立つとタイ独特の懐かしい香りが辺りにたちこめていた。イミグレを抜けていつものようにバスに乗り地下鉄で繁華街スクンビットへ。f:id:fishingtripper:20180501211849j:image日本を出てから何も口にしていないので駅の近くにあったイサーン料理店へふらっと入った。基本的にイサーン料理はかなりの激辛なのでいつもは辛くしないでね。と注文するのだがすっかり言うのを忘れていてとんでもない激辛料理が運ばれてきた。f:id:fishingtripper:20180501211919j:imagef:id:fishingtripper:20180501211935j:image味はかなり美味しいので大汗をかきながらもばくばくと口へ放り込む。久しぶりのタイ料理だというのに1発目からかなり刺激的な食事になった。店を出たらバイタクを拾いわずか1分で宿に到着。バンコクの中心街的なエリアで交通の便が良く近くに美味しい料理屋や激安マッサージ店、銀行などなんでもあるにも関わらず安いのだ。

 

夜9時過ぎに宿に着くとフロントの明かりが消えていて入口ドアにはロックが掛かっている。え…入れないじゃん…。中にスタッフの人影を探したが全く気配がない。こんな時間から宿探しに歩くのは面倒だなとしばしその場に立ち尽くしどうするか考えていると買い物から帰って来たらしい宿泊客が現れた。チェックインしたいのだけどスタッフを知らないか?そう男に声を掛けるとあぁ!コッチだよ!!と指差す方へ行くと別の場所に入口があった。どうやらこの一年の間に移設したらしい。前の入口もそのまま残してあるから紛らわしいったりゃありゃしない。男に礼を言い無事チェックインを済ませ翌日の支度をして床についた。

 

 

 

 

翌日

 

例に漏れず釣り人の朝は早い。

土地柄夜遅くまで遊んでる人が多いのか宿の住人達は割と夜型だ。そんな中、朝4時から爆音目覚ましを掛ける僕。これでも最初の頃は気が引けていたのだが同室の住人達の自由気ままな行動を見ているとなんだかそんな事気にするのが馬鹿馬鹿しくなってきていつからかお構い無しになっている。いいのか悪いのか兎に角タイ風に言えばマイペンライ(問題ない)なのだ。

 

まだ暗い外は大雨が降っていたが空が白けてくる頃にはピタっとやんだ。タクシーを捕まえパイロット111という釣堀へ向かい東に走った。f:id:fishingtripper:20180501220212j:image郊外な為、ドライバーにわかるか?とジェスチャーを交え訊くとgooglemapがあるから大丈夫だ。と自前のスマホを指差した。あぁそれなら大丈夫だなとドライバー任せに走って来たのだが気付くと目的地周辺をぐるぐるとまわっていることに気付いた。どうやら道を間違えたらしい。タイの道路は反対車線に曲がりたい道があっても中央分離帯に阻まれだいぶ先でUターンしてこないと曲がれない仕組みの場所が多々ある。そんなのの連続でイライラしたのだろうか、最終的には幹線道路をバックで戻り中央分離帯の切れ目まで来ると後続車が猛スピードでかっ飛ばして来る中、4車線ある内の1番左車線から一気にハンドルを切り中央分離帯の切れ目を超え逆車線にでた。これにより5分は短縮できたが危険をおかしてまで短縮する所だったのか甚だ疑問だ。

 

到着すると既にちらほら釣り人の姿があった。ここはバラマンディやチャドー、ナイフフィッシュにレッドテールなどかなりの種類の魚を一箇所で釣る事が出来る有名釣堀。f:id:fishingtripper:20180509115534j:image500B(約1500円)で丸一日釣りが出来て美味しいレストランも併設されているので家族連れやカップルでも楽しく過ごせると思う。

f:id:fishingtripper:20180509115542j:image早速チャドーのいる池でキャストを開始するが全くと言っていい程反応がない。パイロットってこんなに難しかったっけ?などと思いながら遅めの朝飯を食う。f:id:fishingtripper:20180502071049j:imagef:id:fishingtripper:20180502071059j:image

さてどうしたものか。全く反応がない上に荷物軽量化のためルアー8個、フックとスプリットリングの替えは無しという軽装備できたのが仇となりルアー選択の余地がない。とりあえず持って来たルアーの中で1番釣れそうなTDペンシルの1番小さいやつを取り出し付け替えた。すると僅か数投でルアー後方の水面がモワッと揺れる。コレなのか?そのまま続けると先程までとは打って変わって反応が出始めたではないか。

 

大体が乗らないのだがその内の2本を釣り上げることができた。f:id:fishingtripper:20180502071250j:image

 

昼食をとっていると雨が降り始めた。感覚的にすぐに止みそうもない雨だったため、既に満足していた僕はタクシーを呼びバンコクの西側、チャオプラヤ川を渡った先にあるローカルのえび釣堀へと向かう事にした。

一日の締め括りに釣ったばかりの美味しいエビを肴に酒を飲もうと思ったのだ。到着すると既に地元の方々が竿を出しながら一杯やっている。f:id:fishingtripper:20180502071414j:imageみんな真剣な眼差しで時には立ち上がって仕掛けを送り込んだりして飯はそっちのけで集中。僕も竿を借りてやってみることに。f:id:fishingtripper:20180502131231j:imagef:id:fishingtripper:20180502131244j:imageレンタル竿は奇遇にもGW。仕掛けは浮き付きの延べ竿に鳥のモツの様なものを米粒大に切ったものを針先に付けエビの居そうな場所に沈める。そのまましばらく待ってアタリが出たら食い込むまで待って合わせると言う感じだ。

f:id:fishingtripper:20180509120255j:imageブクブクと酸素と水を循環させている装置付近が良いのか地元の方々はやたらとその周辺を狙っているが一向に釣れる気配がない。たまに如何にも常連ぽいお爺ちゃんが釣るくらいでそう簡単ではなさそう。実はもう一箇所メジャーなエビ釣堀がありそちらの方が良く釣れるよとの事だったがあえてローカル感漂うこちらに来てみたという経緯がある。完全に来る場所を間違えたなと思ったが今更移動する気にもなれないのでここで粘る事にした。日本人釣師の意地を見せてやる!と意気込んでみたものの突然釣れるようになる筈もなくただただ時間だけが過ぎていった。

 

1時間半は経過しただろうか?完全に集中力が切れ始めた頃竿を上げようとすると一瞬重みが乗ってふっ…と外れた。今のがアタリ?半信半疑だったが何かの反応があった事で一気にやる気を取り戻した。ふと誰もやらない流れもない角に餌を落としビールを一口飲むとウキがゆっくり引き込まれて行くのに気づく。しばらく待って小さく鋭くアワセを入れるとグングン!と竿先から生命感が伝わった。

 

ようやく1匹目を確保したのだ。f:id:fishingtripper:20180502125845j:imageなんと難しい事か。このペースでやっていると夕食にありつけないと思った僕は釣師としてあるまじきエビ釣堀に居るのにエビを買って食うと言うなんとも情けない方法でようやく今晩の晩飯にありつけた。f:id:fishingtripper:20180502130049j:imageクンパオ(エビの塩焼き)

刻みパクチー入りの酸っぱ辛いタレに付けて食べるとコレがまた絶品。身がブリブリしていてとても食いごたえがある。注意して欲しいのがプリプリではなくブリブリだと言う事。身が縮まず詰まっていて凄く美味しい。今まで食べて来たこの手のエビではトップクラスだった。

腹も一杯になりまた釣りに集中しようとすると店員に席を移動してくれないかと言われ、ふと辺りを見渡すと100名以上入れる広さにも関わらず空席待ちの客が出来るほどの盛況っぷりだった。僕はビール2本と肴2皿で気がつくと4時間近くも居座っていた為、なんか悪いな…と思い店を出た。

外は激しい土砂降りだったが幸い渋滞もなくタクシーでスムーズに帰宿。

 

 

明日はバンコクを離れる日だ。

小学生の夏休み前の様なワクワクした気持ちで床についた。