Expedition!!

Expedition!!

ライフワークである釣りを通してアウトドアな活動をしています。休日を利用して釣りたい魚を追い掛け国内外色々な場所へと足を運ぶ会社員兼釣り旅人。

マレー半島縦断鉄道釣旅#3〜Malaysian Peacock〜

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夜明け前、ホテルのロビーでサイと合流した。

飲み物と氷を調達したら釣り用の車に乗換え釣り場へ向かう途中にある食堂で朝食。f:id:fishingtripper:20180503223020j:image僕はこのオープンな感じの食堂がお気に入り。f:id:fishingtripper:20180503223029j:imageマレーシア流の甘いコーヒー。下に沈んでいる練乳の様なものを混ぜて飲むのだが最初飲んだ時はあまりの甘さに驚いた憶えがある。でもこれはこういう飲物だと思って飲めばデザート的な感覚で美味しく飲めるはず。f:id:fishingtripper:20180503223045j:imageロティチャナイ。作り方はクレープと一緒で甘いコーヒーとベストマッチ。ちょっとしたおやつ感覚で美味しい。

 

 

食後は車を郊外へ走らせ釣り場へと続くオフロードコースへ。f:id:fishingtripper:20180503223109j:image前から車来たら絶対にすれ違えないであろう小道をガタゴトガタゴトと行く。途中かなりの悪路で車の腹を擦りながら走行する場面もあり僕が帰りちゃんと戻ってこれるのか…?といった顔をしていたらこいつは4WDだぜ!hahaha〜!!とサイが言った。絶対違うと思う。f:id:fishingtripper:20180503223119j:image水辺へ到着すると水面でベリーダがバシャバシャとやっていた。今回釣りたい魚のひとつでもあるベリーダ。前回ライブベイトまで持ち出しても全く歯が立たなかったのでなんとしてもリベンジしたい。早速ボートを降ろし出船。f:id:fishingtripper:20180503223131j:imageベリーダが無数に呼吸に上がって来ている中、進行方向にバイブレーションをキャストしフリーフォール。ボトムにタッチしたら2回ほどリフトしてからスローリトリーブ。30分程やってみたが前回同様アタリすら感じられない。その内呼吸の数も減って来たので一旦ピーコック狙いに切り替え船を走らせる。

 

シャローで時折ベイトを追っている奴を狙ってパシッ!パシッ!とロッドを叩く。

するとすぐにサイのロッドが曲がった。f:id:fishingtripper:20180503223147j:imageこれは俗にいうゲストより先にガイドが釣るという世界中で頻繁に行われてる行為ではなかろうか?ともあれいきなりカッコイイ魚を釣るサイ。僕も負けじとキャストしているとククッ…とヒット!f:id:fishingtripper:20180503223204j:image可愛いですね君は。今旅初ピーコックに一安心。

ウィードエリアにてトゥイッチをかけているとまたしてもヒット!小気味いい引きを味わいつつ寄せて来ると突然ロッドがガツンと入った。

何なんだこいつは!全然止まらない!!どんどんラインが引き出されてウィードの中に突っ込まれてしまった。ラインを引っ張り無理やり出すとあれほどまで引いたのが嘘のようにスルスルと寄って来る。上がってきたのは何かに襲われたであろう小型のピーコック。f:id:fishingtripper:20180503223243j:imageサイ曰くトーマンだそうだ。結構良いサイズが居るっぽい。

 

日が高く昇ってくると群れでベイトを追いかけているピーコがちらほら出てきた。かなりの数でボイルしているので水面に目を凝らし現場へ急行する。f:id:fishingtripper:20180503223318j:imagef:id:fishingtripper:20180503223342j:imageボイルしている中へルアーを投入しチャッチャッ!とアクションを入れてやると面白い様にロッドが曲がる。f:id:fishingtripper:20180503223347j:imageルアーは以前KLの友人からもらったCODE48というシンキングペンシル。この位のサイズ感が丁度いいのか滅茶苦茶釣れるのだ。f:id:fishingtripper:20180503223402j:imagef:id:fishingtripper:20180503223406j:imageガツンと気持ちいいアタリで楽しませてくれたデコッパチ。

 

昼頃になるとボイルも散発的になり肌を刺す様な日差しが照りつけてくるが生憎釣り場には木陰が無く逃げる場所がない。午前中からの好釣果に結構満足していたので昼飯を食べて暑い時間帯は休憩する事にした。f:id:fishingtripper:20180503223434j:image釣り場近くの食堂にてマレー料理を頂く。f:id:fishingtripper:20180503223444j:image手前はチキンと小型ナマズの南蛮漬け酸っぱくないバージョン。奥がサイが頼んだメコンナマズメコンオオナマズかサワイかは不明)マレー料理は基本何食べても美味しいのだがこの小型ナマズは特にうまかった。味はうまく表現しづらいがちょっと蒲焼に近いかもしれない。

 

サイの相棒 ノーマンも遊びに来た。f:id:fishingtripper:20180503223454j:imageキンキンに冷えたコーラを飲みつつ3人でダラダラしていたら眠くなって来たのでみんなで昼寝。こののんびりした感じが好きだ。

 

 

 

 

15時を回る頃リスタート。

 

再びベリーダ狙いに徹するが相変わらず反応はない。時々超イージーに釣れる時があるらしいのだが今日がその日じゃないのはよくわかった。ベリーダはまた次回出直してくる事にして納得サイズのピーコックを釣って締めたいところだ。

 

ベイトを追ってる奴を探しながら良さげなポイントも打っていく。

 

夕方になると空に段々と黒い雲が湧いてきて遠くから雷鳴が響いてきた。あれがこっちに来るまでになんとか釣りたいなぁとウィードエッジにルアーを投入するとドン!っと気持ちいい当たりでヒット。ウィードに軽く突っ込まれながらもサイのタモ入れで無事にキャッチ。f:id:fishingtripper:20180503223514j:imagef:id:fishingtripper:20180503223520j:image今日一の魚に思わずガッツポーズ。もう大満足。

 

雨も近づいてるし個人的にも納得できたので早上がりする事にした。ポツポツと雨が降り始める中急いで後片付け。f:id:fishingtripper:20180503223547j:imagef:id:fishingtripper:20180503223552j:imageボートはかなりワイルドな積載方法。昔ポンコツな1BOXに乗っていた事があったが、わざわざキャリアを買って積む必要もなかったんじゃないかとコレをみて少し思った。

 

電車の発車時間までまだしばらくあるので駅へ向かう途中好物のナシアヤムを食べに連れて行ってもらう。f:id:fishingtripper:20180503223601j:imageマレーシアに来るとこればかり食べている気がする。

 

食後はサイがシャワーを貸してくれるというので家にお邪魔させてもらい1日炎天下の中釣りした汗を流した。非常にありがたい。

その後は時間までサイの子供達と遊んでいた。f:id:fishingtripper:20180503223636j:imageサイありがとう!また近々遊びに来るよ!

 

 

 

 

電車はカンパーを予定通り20:15に発車。

 

席に着くと前方の床が水浸しになっているのに気づいた。よく見ると天井からポタポタと大量の水滴が落ちて来ている。たぶん冷房で結露した水が排水される筈のパイプにトラブルが発生し車内へ入り込んでいるのだろう。その為、前方座席はズブ濡れ。途中から乗って来た乗客は皆車両後方の席へ避難していった。

 

車両は午後10時をまわった頃クアラルンプールに到着。f:id:fishingtripper:20180518205009j:image昨年新しく出来たMRTでKLセントラルから繁華街ブキビンタンへ移動する。先ずはKLセントラル駅と隣接しているMRTミュージアムネガラ駅へ。f:id:fishingtripper:20180518205225j:imagef:id:fishingtripper:20180518205241j:imageミュージアムネガラまではわかりやすくMRTと案内が出ているのですぐに行けるはずだ。f:id:fishingtripper:20180518205421j:imagef:id:fishingtripper:20180518205506j:imagef:id:fishingtripper:20180518205531j:image出来たばかりで駅はかなり綺麗。少し待っているとすぐに電車が入ってきた。f:id:fishingtripper:20180519132406j:image時間も遅いので乗客は少な目。

 

ブキビンタンへ到着し地下から出ると重低音の効いた音楽がズンドコ鳴り響きシーシャ屋が並ぶ横で酒に酔った欧米人達が馬鹿騒ぎ。その中をくぐり抜け細い路地を行ったところに今日の宿はあった。

 

部屋に案内されると4畳程のスペースは1枚の壁で仕切られていて右にトイレとシャワー。左にベッドといった簡素な部屋だった。f:id:fishingtripper:20180519132618j:imagef:id:fishingtripper:20180519132702j:image床や水周りにはゴキブリが這っていたが全く期待していなかったのでお湯が出るだけマシか…と思い荷物の整理に取り掛かる。

しかし本当に賑やかな町だ。日付が変わる頃になっても相変わらず外から聞こえてくる大音量の音楽に着いたら屋台で軽く飲み食いしようと思っていた気持ちも萎えてしまった。

f:id:fishingtripper:20180519132809j:image今夜は大人しくゴキブリと寝ることにする。

 

 

 

マレー半島縦断鉄道釣旅#2〜Mid Night Express〜

 

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朝起きて出発の準備を済ませチェックアウトまでの間町へ出た。

 

朝食にカオマンガイが食べたくなりお気に入りの屋台へ向かったがあいにくまだ空いておらず。付近をウロウロしていると丁度馴染みのマッサージ店が開いた様だったのでこれからの長旅に備えフットマッサージ1時間100B(350円程)を受けた。f:id:fishingtripper:20180502071646j:imageかなりグイグイやられたが僕は普段からコリが酷い方なのでこれ位で丁度良かった。

 

軽くなった足で角をひとつ曲がると店先で調理しているおばさんに声を掛けられそのまま中に入る。英語が通じなかったので壁にある料理の写真を指差して注文するとつみれと小さい揚げパンの様なものがトッピングされたあっさり味の麺が出て来た。f:id:fishingtripper:20180502073232j:image朝食にはうってつけだ。タイへ来てから刺激物ばかり食べていたのでほっとひと息。会計を済ませおばさんにアロイマーク(とても美味しかった)と言うとニッコリ微笑んでくれた。

 

宿をチェックアウトし今回の鉄道旅の出発点となるフアランポーン駅へと向かう。

スクンビット方面からMRT(地下鉄)で来ると同じ名前の地下鉄フアランポーン駅に到着するがタイ国鉄が運行している目的のフアランポーン駅は別に少し歩いた所にある。行き方はMRTフアランポーン駅からEXIT2の方向に歩いて行けば地下道直結でタイ国鉄駅舎まで行ける。わからなくても看板が常に出ているので大丈夫だろう。

外観は西洋風なアーチ型の駅舎が特徴的。違う出口から出た場合も地上に出てキョロキョロしていればすぐに見つかる筈だ。f:id:fishingtripper:20180502071748j:imageここが日本で言うところの東京駅。主に遠距離線が乗り入れており地方へ列車で行く場合はここを使う事になる。f:id:fishingtripper:20180502071802j:image駅舎内には地方へ帰る家族連れや出稼ぎに来た若者、観光客、長期で旅しているであろうバックパッカーなど多種多様な人々で溢れていた。f:id:fishingtripper:20180502071829j:imageパダンべサール行きは3番ホーム定刻予定。搭乗車両はSP-EX45号だ。

今回乗る列車は全席指定席なので乗車する予定があれば事前にネットで予約しておくか出発前日までには駅などでチケットを手配しておいた方が良いだろう。

f:id:fishingtripper:20180502071853j:image発車30分前には乗車する様にと注意書きがあったが5分前でも特に問題はなさそうな感じだった。f:id:fishingtripper:20180502143102j:imageバンコク発 パダンべサール行き。この車両だ。

中に入ると向かい合わせのボックス席になっている。f:id:fishingtripper:20180502142729j:image4人席の様に見えるが寝台列車の為、定員は2名。暗くなる頃には座席が2段ベッドになる仕組みだ。

 

定刻通り15:10分にフアランポーン駅を発車。f:id:fishingtripper:20180502142819j:image発車して最初の内は乗り入れてくる列車との調整や民家の隙間をスレスレで縫って行く様な状態の為か速度もノロノロ。ちょっと走ってはまた止まりちょっと走ってはまた止まりの繰り返しで全然進まない。f:id:fishingtripper:20180502071947j:image少しひらけて来るとスピードも上がり景色に緑が多くなる辺りからは通常運行になった。

f:id:fishingtripper:20180502072009j:image車内で弁当を売りに来た初老の男性より購入した鳥モツ弁当。

非常に美味しかったのだが早速ぼったくられてしまった。幸先が良い。

f:id:fishingtripper:20180502092415j:image都市部を抜け飯を食べ終えると窓の外は延々と緑が続くのどかな風景へと変わった。最初の内はその延々と続く風景をぼーっと眺めていたのだが流石に1時間も見ていると飽きて来る。

 

やる事もないので列車内をふらふらしてみる事にした。f:id:fishingtripper:20180502093025j:image洗面台。水量もありまぁまぁ洗った気がする石鹸も付いていてなかなか快適だ。f:id:fishingtripper:20180502093035j:imageトイレもタイによくある手動ウォシュレット付きでサバーイサバーイ。用を足した後は水を流すレバーは見当たらなかったので手動ウォシュレットで流しておけば良いだろう。

心配していた水回りはいくらか古いものの清掃が行き届いており思ったより断然綺麗だった事に驚いた。

 

戻って来ると各車両に1人いる車掌さんらしき人がベッドメイキング中。f:id:fishingtripper:20180502072024j:image僕が座っていた通常のボックス席があっという間に2段ベッドに変身。f:id:fishingtripper:20180502143324p:image席は予約するとき上か下か聞かれるが上の方がほんの少し安いくらいなので特に理由がなければ下段の方が窓もあるし旅情緒があって良いと思う。

f:id:fishingtripper:20180502095745j:imageベッドメイキングが終わるとボックス席が完全個室の超快適空間に変貌。寝転ばりながら流れて行く車窓の景色をただただ眺める。なんと贅沢なことか。木々の間に沈んで行く夕陽を見届けしばらくすると賑やかだった車内は静かになった。途中途中の駅に停まった時に食べ物飲み物を売りに来る人達もパタリと来なくなったし元気いっぱいに走り回っていた子供達もめっきり姿を見せない。タイの人々は早寝なのだろうか?f:id:fishingtripper:20180511062258j:image夜8時過ぎには各席のカーテンは閉ざされ寝台列車らしい様相を見せている。僕も自室に篭り明日からの予定を考えたり荷物の整理などをして過ごす。こじんまりした自室だが昔作った秘密基地の様な感覚を思い出して非常にわくわくした。窓を覗くと暗闇に薄っすらと見える木々がどんどん後方へ流れていくのが見える。

明日はどんな事が待っているのだろう?流れて行く景色を見ながら気付くと深い眠りへ落ちていた。

 

 

 

列車が停車する音で眼を覚ますと辺りはまだ真っ暗だった。時刻は午前3:30。まだ起きるには少し早いが既に6時間ほど寝た為眼が冴えてしまった。歯磨きとトイレを済ませ座席に戻り読書をしながら過ごしていると外がにわかに明るくなり始めた。f:id:fishingtripper:20180502095835j:image青白く光を放っていた東の空はやがて橙の炎へと変化し木々を照らし始める。f:id:fishingtripper:20180502144705j:imageそして鬱蒼と茂るジャングルの向こうから黄金に輝く太陽が昇った。f:id:fishingtripper:20180511062327j:image空が一瞬にして黄金色に染まりやがてそれが車内中に広がって行く。f:id:fishingtripper:20180502145553j:imageそれはとても幻想的な光景だった。今まで数え切れないほどの夜明けを見て来たがまた一つ忘れられない夜明けとなった。

 

 

朝6時を回るとカーテンの向こうが徐々に騒がしくなってきた。後2時間ほどで国境へ着く頃にハジャイという大きな駅で停車。f:id:fishingtripper:20180509154551j:imageここで乗ってきた半分くらいの乗客が下車して行く。しばらく停まりそうな様子だったので降りる乗客達と一緒にホームへと降りた。f:id:fishingtripper:20180509134228j:image駅の周りは無数の屋台でごった返しておりホームには果物や弁当を売る商人達が朝から乗客相手に元気よく商売している。f:id:fishingtripper:20180509134340j:image軽く周囲をまわって戻ると車掌が早く乗れと合図していた。しかし座席に戻っても一向に発車しない。ようやく発車したかと思えば数m進みまたバックして何かにガチャンコン!とぶつけている様な衝撃が度々車内を揺らした。いい加減首がおかしくなるんじゃないかと思う頃ようやくまともに走り出した。

きっと貨物車両や別の目的地に行く車両を切り離したり連結したりしていたのだろう。その証拠に走り出した車内で車掌に食堂車はどっちだ?と尋ねると食堂車はもう無いといった様な事を喋っている。朝食はここで食べようと楽しみにしていただけにちょっぴり残念な気持ちになった。

f:id:fishingtripper:20180509154714j:imageそうこうしている内に列車はグングン南へと進みとうとうタイ国境パダンベサール(タイ)へ到着。ガサゴソと準備をし降りようと席を立ったが何故か動こうとしない他の乗客達を不思議に思いキョロキョロと辺りを見回していると車掌が国境パダンベサールは次の駅だ。と教えてくれた。

どう言う事なのか調べるとパダンベサールには国境パダンベサール駅とその手前パダンベサール(タイ)があるらしい。なんでそんな紛らわしい駅名にしたのかは謎だがとりあえず終点が国境なのでわからなくても気にしないでずっと乗っていれば着くのだ。f:id:fishingtripper:20180509154518j:image終点に到着。こちらは正真正銘タイ⇄マレーシアの国境となっているパダンベサールだ。

 

駅構内はそれ程複雑な造りではないのですぐにイミグレまで辿り着けるはずだ。f:id:fishingtripper:20180509154817j:image初めての陸路国境越えにいささか緊張感が走る。先ずはタイ側で出国手続きをしその流れで今度はマレーシア側にて入国手続きをする。f:id:fishingtripper:20180513185355p:imageイミグレ前で係員らしき厳つい男性にパスポートをジロジロ見られたがニッコリ笑顔で返してくれた。

マレーシアは特に入国カードとかは無いのでスムーズだ。f:id:fishingtripper:20180502222637j:imageイミグレーションにいた猫。君も入国審査官なのかな?

 

そして無事マレーシアへ入国。f:id:fishingtripper:20180502222657j:image初の陸路国境越えだったが思ったよりあっさりとしていてやや拍子抜けな感じだ。そのまま二階の待合室兼食堂へ行き早速マレー料理を頂く。f:id:fishingtripper:20180502222709j:image名前はわからないがピラフの上に目玉焼きを乗せて上からミートソースの様な物をかけた料理。何処かで食べた様な懐かしい味にほっと一息ついた。

 

こちら側が今来たタイ側。f:id:fishingtripper:20180502222723j:imageそしてこっちがこれから進んで行くマレーシア、シンガポール方面だ。f:id:fishingtripper:20180502222732j:image乗り継ぎが3時間くらいあったのでgooglemapを見ているとなんとこの国境の地に釣具屋があるではないか。こんな海から近くもない町の釣具屋なんて絶対に面白いものがあるに違いない。

2階の待合室から3、4番プラットホーム側に歩いて行くと高架になっていてパダンベサールの栄えている側へ出る事が出来る。f:id:fishingtripper:20180502222747j:imagef:id:fishingtripper:20180502222806j:image高架を降りたら右手側に向かって5分ほど歩いて行くと目的の釣具屋を発見。f:id:fishingtripper:20180502222823j:image残念ながら定休日なのだろうか?シャッターが閉められていた。店の日差しにはトーマンの文字が見てとれる。また来る機会があれば是非とも寄ってみたいところだ。

 

町は思ったより色々ありそうな感じがした。ケンタッキーもあったので長時間の乗り換え待ちの時などエアコンも効いてて良いかもしれない。f:id:fishingtripper:20180502222836j:image店先にあった味わい深いバイク達。なんとも絵になる街並みだ。

 

駅へ戻り扇風機の近い席で涼んでいると列車が来た。EG9423 GEMAS行き。f:id:fishingtripper:20180502222903j:imageそのまま乗込み指定席へ。定刻通り12:50 パダンベサールを発車。

 

タイ国鉄から一気に最新車両になり違和感がたっぷりだ。f:id:fishingtripper:20180502222917j:image走り出して数分でタイで使用していたSIMが使えなくなった。代わりに昨年の香港マカオ旅で使用したAISのアジア周遊SIMに差し替える。f:id:fishingtripper:20180502222948j:imageこいつがかなり優秀で東南アジア圏だと一部を除いて国境を越えても繋がり続ける優れものなのだ。タイ本国のキャリアAISのSIMを使ってデータローミングして使用する。これを事前に日本で購入し飛行機で現地到着する頃にSIMフリースマホに差し込めば自動的に向こうの電波を拾うはずだiPhoneの場合※使用可能国は購入時参照)

 

そんな事をしている間に気付くと外の景色が変わって来た。f:id:fishingtripper:20180502222958j:image平坦だった景色が起伏のある地形へと変わり街並みもイスラム風の建築へ。ヒジャブを纏った女性達がどんどん乗り込んで来てボーダーを越えてからガラッと雰囲気が変わった。

車内ではログを書きながら過ごしその間ETSは時速140kmオーバーで一気に南下していった。

 

 

3時間ほど走ると今日の目的地Kampar stationに到着。ホームで出迎えてくれた友人のサイと一緒に宿泊先のホテルへ向かう。サイは先週新車を購入したばかりの様で前回より運転が気持ちソフトになっていたことがちょっと可笑しかった。

明日の待ち合わせ時間を決め、ホテルにチェックイン。荷物を整理し町へ出た。f:id:fishingtripper:20180502223037j:image田舎だが街並みは綺麗で静かないい所だ。歩いていると良さそうな華僑系の料理屋があったので店先の席に座る。f:id:fishingtripper:20180502223044j:imageチキンライスと書かれていた物を注文し待っている間ビールを飲んで過ごす。f:id:fishingtripper:20180502223051j:image運ばれて来たチキンライスは想像とは少し違ったがタレとお焦げが柔らかい鶏肉とマッチしていて結構美味しかった。f:id:fishingtripper:20180502223101j:image お腹が一杯になりボーっと酒を飲んでいると遠くで雷が鳴りスコールが来た。急いで宿へ戻ろうとしたが途中で滝の様な物凄い豪雨になり近くにあったバーへ避難。雨宿りついでにまたここでも一杯やってしまった。1時間は降り続いただろうか?随分長いこと強烈な雨が降ったので釣り場のコンディションが心配だ。

 

ようやく宿へ帰って来ると僕の部屋の前がとんでもないことになっていた。さっきの激しい豪雨で天井が崩落したのだ。f:id:fishingtripper:20180502223118j:imagef:id:fishingtripper:20180513190358j:imageそこら中水浸しでスタッフが清掃に追われていた。

非常に申し訳ないと仕切りに言われたがちょっと面白かったので全く無問題だ。代わりに良い部屋を用意してくれるというのでそちらへ移ると僕1人で泊まるには無駄にゴージャスな部屋へ案内された。f:id:fishingtripper:20180502223127j:imagef:id:fishingtripper:20180502223131j:image早速自分の部屋の様に荷物を散らかし溜まっていた洗濯物を洗い明日のタックル準備に取り掛かる。それが済むとシャワーを浴びて各電子機器を充電器に掛けようやく寝れる状態が整った頃には日付をまたいでいた。

 

広いベッドが気持ちいい。

明日は早いのでそろそろ寝る事にする。

 

マレー半島縦断鉄道釣旅#1〜Thailand to Singapore〜

 

4月終わり。世間のGWに合わせ以前よりいつか必ず行こうと決めていた鉄道を使ったマレー半島縦断計画を実行に移すべく単身タイへと飛んだ。

f:id:fishingtripper:20180501211624j:imageバンコク フアランポーン駅発の寝台列車に乗りタイ、マレーシア国境のパダンべサールへ。そこからマレーシア国内を途中途中寄り道しながら最終目的地のシンガポールを目指す旅だ。シンガポールというと個人的にちょっと思う所があり今旅の最終目的地とするに至った。

 

日本人に生まれると陸路で国境を越える機会はバックパッカーでもやっていないとなかなか無い機会なので非常に楽しみでもある。

 

このルートを知ったのは沢木耕太郎氏の著書 深夜特急。沢木氏は香港よりロンドンを目指しユーラシア大陸を横断して行く計画を実行する。その道中今回のルートであるバンコクシンガポール間を旅する事になる。このバックパッカーの金字塔とも言うべき本は数多くの人を旅に駆り立てたに違いない。僕もそんな数多くの1人なのだ。

 

一年ぶりにバンコクの地、ドンムアン空港へ降り立つとタイ独特の懐かしい香りが辺りにたちこめていた。イミグレを抜けていつものようにバスに乗り地下鉄で繁華街スクンビットへ。f:id:fishingtripper:20180501211849j:image日本を出てから何も口にしていないので駅の近くにあったイサーン料理店へふらっと入った。基本的にイサーン料理はかなりの激辛なのでいつもは辛くしないでね。と注文するのだがすっかり言うのを忘れていてとんでもない激辛料理が運ばれてきた。f:id:fishingtripper:20180501211919j:imagef:id:fishingtripper:20180501211935j:image味はかなり美味しいので大汗をかきながらもばくばくと口へ放り込む。久しぶりのタイ料理だというのに1発目からかなり刺激的な食事になった。店を出たらバイタクを拾いわずか1分で宿に到着。バンコクの中心街的なエリアで交通の便が良く近くに美味しい料理屋や激安マッサージ店、銀行などなんでもあるにも関わらず安いのだ。

 

夜9時過ぎに宿に着くとフロントの明かりが消えていて入口ドアにはロックが掛かっている。え…入れないじゃん…。中にスタッフの人影を探したが全く気配がない。こんな時間から宿探しに歩くのは面倒だなとしばしその場に立ち尽くしどうするか考えていると買い物から帰って来たらしい宿泊客が現れた。チェックインしたいのだけどスタッフを知らないか?そう男に声を掛けるとあぁ!コッチだよ!!と指差す方へ行くと別の場所に入口があった。どうやらこの一年の間に移設したらしい。前の入口もそのまま残してあるから紛らわしいったりゃありゃしない。男に礼を言い無事チェックインを済ませ翌日の支度をして床についた。

 

 

 

 

翌日

 

例に漏れず釣り人の朝は早い。

土地柄夜遅くまで遊んでる人が多いのか宿の住人達は割と夜型だ。そんな中、朝4時から爆音目覚ましを掛ける僕。これでも最初の頃は気が引けていたのだが同室の住人達の自由気ままな行動を見ているとなんだかそんな事気にするのが馬鹿馬鹿しくなってきていつからかお構い無しになっている。いいのか悪いのか兎に角タイ風に言えばマイペンライ(問題ない)なのだ。

 

まだ暗い外は大雨が降っていたが空が白けてくる頃にはピタっとやんだ。タクシーを捕まえパイロット111という釣堀へ向かい東に走った。f:id:fishingtripper:20180501220212j:image郊外な為、ドライバーにわかるか?とジェスチャーを交え訊くとgooglemapがあるから大丈夫だ。と自前のスマホを指差した。あぁそれなら大丈夫だなとドライバー任せに走って来たのだが気付くと目的地周辺をぐるぐるとまわっていることに気付いた。どうやら道を間違えたらしい。タイの道路は反対車線に曲がりたい道があっても中央分離帯に阻まれだいぶ先でUターンしてこないと曲がれない仕組みの場所が多々ある。そんなのの連続でイライラしたのだろうか、最終的には幹線道路をバックで戻り中央分離帯の切れ目まで来ると後続車が猛スピードでかっ飛ばして来る中、4車線ある内の1番左車線から一気にハンドルを切り中央分離帯の切れ目を超え逆車線にでた。これにより5分は短縮できたが危険をおかしてまで短縮する所だったのか甚だ疑問だ。

 

到着すると既にちらほら釣り人の姿があった。ここはバラマンディやチャドー、ナイフフィッシュにレッドテールなどかなりの種類の魚を一箇所で釣る事が出来る有名釣堀。f:id:fishingtripper:20180509115534j:image500B(約1500円)で丸一日釣りが出来て美味しいレストランも併設されているので家族連れやカップルでも楽しく過ごせると思う。

f:id:fishingtripper:20180509115542j:image早速チャドーのいる池でキャストを開始するが全くと言っていい程反応がない。パイロットってこんなに難しかったっけ?などと思いながら遅めの朝飯を食う。f:id:fishingtripper:20180502071049j:imagef:id:fishingtripper:20180502071059j:image

さてどうしたものか。全く反応がない上に荷物軽量化のためルアー8個、フックとスプリットリングの替えは無しという軽装備できたのが仇となりルアー選択の余地がない。とりあえず持って来たルアーの中で1番釣れそうなTDペンシルの1番小さいやつを取り出し付け替えた。すると僅か数投でルアー後方の水面がモワッと揺れる。コレなのか?そのまま続けると先程までとは打って変わって反応が出始めたではないか。

 

大体が乗らないのだがその内の2本を釣り上げることができた。f:id:fishingtripper:20180502071250j:image

 

昼食をとっていると雨が降り始めた。感覚的にすぐに止みそうもない雨だったため、既に満足していた僕はタクシーを呼びバンコクの西側、チャオプラヤ川を渡った先にあるローカルのえび釣堀へと向かう事にした。

一日の締め括りに釣ったばかりの美味しいエビを肴に酒を飲もうと思ったのだ。到着すると既に地元の方々が竿を出しながら一杯やっている。f:id:fishingtripper:20180502071414j:imageみんな真剣な眼差しで時には立ち上がって仕掛けを送り込んだりして飯はそっちのけで集中。僕も竿を借りてやってみることに。f:id:fishingtripper:20180502131231j:imagef:id:fishingtripper:20180502131244j:imageレンタル竿は奇遇にもGW。仕掛けは浮き付きの延べ竿に鳥のモツの様なものを米粒大に切ったものを針先に付けエビの居そうな場所に沈める。そのまましばらく待ってアタリが出たら食い込むまで待って合わせると言う感じだ。

f:id:fishingtripper:20180509120255j:imageブクブクと酸素と水を循環させている装置付近が良いのか地元の方々はやたらとその周辺を狙っているが一向に釣れる気配がない。たまに如何にも常連ぽいお爺ちゃんが釣るくらいでそう簡単ではなさそう。実はもう一箇所メジャーなエビ釣堀がありそちらの方が良く釣れるよとの事だったがあえてローカル感漂うこちらに来てみたという経緯がある。完全に来る場所を間違えたなと思ったが今更移動する気にもなれないのでここで粘る事にした。日本人釣師の意地を見せてやる!と意気込んでみたものの突然釣れるようになる筈もなくただただ時間だけが過ぎていった。

 

1時間半は経過しただろうか?完全に集中力が切れ始めた頃竿を上げようとすると一瞬重みが乗ってふっ…と外れた。今のがアタリ?半信半疑だったが何かの反応があった事で一気にやる気を取り戻した。ふと誰もやらない流れもない角に餌を落としビールを一口飲むとウキがゆっくり引き込まれて行くのに気づく。しばらく待って小さく鋭くアワセを入れるとグングン!と竿先から生命感が伝わった。

 

ようやく1匹目を確保したのだ。f:id:fishingtripper:20180502125845j:imageなんと難しい事か。このペースでやっていると夕食にありつけないと思った僕は釣師としてあるまじきエビ釣堀に居るのにエビを買って食うと言うなんとも情けない方法でようやく今晩の晩飯にありつけた。f:id:fishingtripper:20180502130049j:imageクンパオ(エビの塩焼き)

刻みパクチー入りの酸っぱ辛いタレに付けて食べるとコレがまた絶品。身がブリブリしていてとても食いごたえがある。注意して欲しいのがプリプリではなくブリブリだと言う事。身が縮まず詰まっていて凄く美味しい。今まで食べて来たこの手のエビではトップクラスだった。

腹も一杯になりまた釣りに集中しようとすると店員に席を移動してくれないかと言われ、ふと辺りを見渡すと100名以上入れる広さにも関わらず空席待ちの客が出来るほどの盛況っぷりだった。僕はビール2本と肴2皿で気がつくと4時間近くも居座っていた為、なんか悪いな…と思い店を出た。

外は激しい土砂降りだったが幸い渋滞もなくタクシーでスムーズに帰宿。

 

 

明日はバンコクを離れる日だ。

小学生の夏休み前の様なワクワクした気持ちで床についた。