Expedition!!

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釣り/キャンプ/登山などアウトドアな活動をしています。休日を利用して釣りたい魚を追い掛け国内外色々な場所へと足を運ぶ会社員兼釣り旅人。

現代シルクロードの旅#8 〜バングラデシュ入国 ダッカへ〜

 

現代シルクロードの旅#1 〜アジアハイウェイ1号線を行く〜 - Expedition!!←最初から読む

現代シルクロードの旅#7 〜インド北東部に青い宝石 メガラヤレオパードを追う〜 - Expedition!!←前回のお話

 

 

 

 

バングラデシュ入国

 

大雨の影響により残念ながらメガラヤレオパード捜索は打ち切り。僕を乗せたタクシーは雲の中、黄金のベンガルへと向かっている。


道中あちらこちらに山肌を切り崩した採石場を見かけた。昨日の河川が雨も降っていないのに濁っていたのは上流の採石場からの濁りだったのかもしれないな。


車は快調に進みやがて下り坂へ。
徐々に高度も下がってきた様だ。


そのまま下り続け分厚い雲を突き抜けると眼下には潤沢な水を湛えた広大な大地が見えてきた。

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あれがバングラデシュか…


それに連れて路肩には資材を積んだ大型車がズラッと列をなしていた。

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バングラ側に運ぶのだろうか?アジアハイウェイの工事なのかな?よくわからないが今まで通って来たインド北東部からここまでの地域は数年後、劇的に変化しているような気がする。

 

 

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シロンから約2時間半走るとダウキ🇮🇳⇄タマビル🇧🇩国境へと差し掛かった。

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普段は透明な水を湛えていると聞いた国境の川もこの雨でドロドロだ。

ここでも釣りをする気でいたのだがとことんツイてない。

 


先ずはインドを出国。

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そこから少し進むとダウキの町に出る。

両替したい事をドライバーに伝えると薄暗い建物の奥にある両替所を紹介され、ここでインド ルピーからバングラデシュ タカへと両替した。

100タカ 約130円

 

シロンから運転してくれたこのドライバー。

僕の事をかなり気に掛けて世話してくれるすごくいい人間だった。

別れ際ずっと疑問に思っていたメガラヤの人達が話している謎の言語について聞いてみた。

ヒンディー語では無いのは明らかだったが彼らの話す第1言語はカシ語というらしい。

 

どうりでGoogle翻訳すら機能しない訳だ。

インドは広いな。

 

 


ダウキの町を通り過ぎインド側チェックポイントで再度パスポートチェックを受け、いよいよバングラデシュに入国。

 

 

こちらがインド側のゲート。

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向こうがバングラデシュ

 


ゲートをくぐり兵士と一枚。

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おぉ。いよいよバングラデシュか。

 


先ずはゲートをくぐって左手にあるイミグレへ。


薄暗い小さな建屋の中には6人ほど職員がおり、手続きしている間そこに座って少し待ってろとの指示。パスポートを渡し言われるがまま腰掛けていると職員がチャイを持ってきてくれそのまま雑談会が始まった。


日本から来たのか?釣りしに来たのか?日本は今暑いのか?などなど質問責めにあったが終始和やかな雰囲気でバングラにようこそ!とパスポートが返却された。

なんてフレンドリーなんだ。


次は手荷物検査をしに向かいにある別の建物へ向かったがこちらの職員の方達も全員歓迎ムード。冗談を言い合いながら和気あいあいと手続きは終了。

今まで行ったどこの国より温かく迎えられ入国早々バングラ人に対する信頼度が異常に上がっている。

 

 

 

 

諸々の手続きを済ませ無事入国。

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こんにちはバングラさん。

 

 

 

 

入国早々に問題発生


さて。現在時刻は昼過ぎ。

時間的に少々厳しい気もするがなんとかして今日中に首都ダッカへ辿り着きたい。

 

 

というのも現在問題が2つ発生しているからだ。

 

まず一つが過激派組織ローカルチャンネルにてベンガル語で「まもなく来る」と犯行声明らしきものが流れているのでラマダン期間中、またはその前後においてベンガル地域は警戒するようにと大使館と領事館より通知が届いたのだ。

憶えている方も多いと思うがダッカでは数年前日本人が犠牲になる痛ましいテロが起きてしまった。その後はバングラデシュ当局が目を光らせ特に目立った事件は無いようだが一応大使館から通知も来ているので、無理に長居する事もないと思っている。

 

 

 

ふたつ目は季節外れの大型サイクロンがベンガル湾を北上して来ているというニュースだ。

 

メガラヤで時期外れの豪雨が降ったのも原因はサイクロンからの湿った空気によるものだったのだろう。

実際こっちの問題の方が深刻でニュースによるとサイクロンは数日後インド東部に上陸した後、バングラを横断する予報。

 

この先僕はダッカを経由し再度インドへ入国、コルカタを目指すルートをとるつもりだがダッカとインド国境の間には大河ブラマプトラが流れている。

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サイクロンの規模や進路にもよるが最悪ブラマプトラが氾濫などしたら西へ行くルートは閉ざされダッカに閉じ込められることも考えられるのだ。

 

この二つの問題によってゆっくり見て回るつもりだったバングラを駆け足で通過し、なるべく早くブラマプトラを越えるというミッションが入国早々課せられてしまった。

 

 

 

ダッカへ向かって進軍開始

 

先ずはダッカへの中継地であるシレットという町へ行く。

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そこまで行くとダッカへの鉄道が走っている筈なのですぐに乗れれば夕方の便、乗れなければ夜行列車に乗り込み遅くとも翌朝には到着出来る見込みだ。

 


とりあえず国境からシレットへ向かうバスを探して付近を見渡すがそもそもこの国境自体がかなり寂しい所で見渡せる範囲にそれらしき物は一切見当たらない。

 

どうしようか考えていると1人の男が声を掛けてきたのでシレット行きのバスを探している事を伝えると「バスは午前中しか動いていない。今日はもう来ないぞ。」との事。


2500タカ(約3200円)でシレットまで乗せて行ってくれると言うがいかんせん高過ぎるだろう。

しかし交渉を試みるも断固として譲らない。そもそもこのドライバー以外に乗せて行ってくれそうな車も居ないのでかなり強気に出てくる。こんな所で時間をロスしたくないので仕方なく合意し急いでシレットに向かってもらう事にした。


走り出してすぐ今まで旅をしてきたインド側に眼をやると切り立った台地の上から流れ出る滝がいく筋も見える。

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この台地にぶつかる湿った空気が雲を作り雨を降らせそれがバングラデシュに豊かな水をもたらしているのだろう。

 

そんな事を考えながら対向車線に目をやると国境へ向かって一台のバスが走っていった。

 

 

おい!あれ絶対シレット行きのバスだろ!

騙しやがったなこの詐欺師がw

 

 

因みに後で調べた所、タマビル⇄シレット間のバスは55タカ(約70円)で出ているらしいですよ(白目

 

 

 


道はこれまでと違いどこまで行っても平坦で両側には常に水田や水路といった水場がある。

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通信事情だがこれまでなんとか使用できていたAISのSIMではとうとう繋がらなくなり、バングラに入国してからは常に圏外が続いていた。

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その間、小規模な町を数個通過。

 

 

 

 

再びトラブル発生

 

走り出してから約2時間後。

代わり映えのしない景色に飽き飽きしていると大きな街に入った。恐らくここがシレットだろう。ドライバーにSIMが欲しい事を伝え、バングラのメジャーキャリアであるグラミンホンを扱う店に連れて行ってもらった。


しかし購入するにはパスポート以外にIDがないと売ることができないと店主に断られる。


ドライバーによるとダッカに行くならキャリアショップに行けばIDが無くても買える筈だというのでとりあえずシレットの駅に降ろしてもらい早々にダッカを目指す事にした。

 

 

 


がしかし。

 


窓口の列に並びようやくダッカ行きのチケットが買えると思ったら今日の列車は満席で1番早くて明日の夜発の列車しかないと言われてしまった。


ネットも使えず英語も通じず時間も既に夕方になろうとしている。
しばしどうすればいいか付近をウロウロしながら考えた結果、バスがどこからか出ているんじゃないかと思い駅付近にたむろしている人達に声を掛けてまわった。

ほとんどベンガル語で内容はよくわからなかったが、何となくこの近くからバスが出ているような事を言っていたので彼らが指差す方へ歩き、また聞き、また歩きを繰り返し無事大量のバスが駐車しているエリアにたどり着くことができた。


バスの間を抜け歩いていると遠くから客引きが行き先を訪ねて来たので「ダッカ!」とこたえると既に動き始めているバスを指差す男。
バスからは車掌が「早く乗れ!」と手招き。その一連の流れに身を任せ僕は急いでバスに飛び乗った。この間僅か10数秒。

スムーズにいったりいかなかったりとにかく忙しい。


中ほどの席の窓側に案内され隣は髭をオレンジ色に染めた迫力のある初老の男性。
男性は僕にベンガル語で恐らく「どこから来たんだ?」と訪ねて来た。僕が「日本だ」とこたえると再びベンガル語で何か言い、ニッコリと微笑んで見せた。

 

 

 

 

オンボロバスで行くバングラの旅

 

窓から外を覗くと数え切れないほどのバスがそこかしこでひしめきあっている。

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しばらくすると車掌が料金を回収しにやって来た。

 


料金はシレット→ダッカ 350タカ(450円)


ノンエアコンの上シートピッチはLCCなんて目じゃないほど窮屈だが贅沢は言ってられないな…。


車掌はとても愛想がよく地元民の中に紛れ込んだ僕の事を常に気にかけてくれるとても優しい青年だった。

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シレットから先はやる事もないのでボーっと外を眺めていたがどこもかしこも人で溢れている。人口密度世界一(条件あり)との話を聞いていたがこれだけ田舎でもそこら中に人がいると言うことはあながち間違った情報でもなさそうだ。

 

f:id:fishingtripper:20190724141707j:imageバスが停車すると毎回車掌達がダッカ行きの客を引きに外へ繰り出す。
f:id:fishingtripper:20190724140947j:imageその後もバスはちょくちょく停車しなかなか進まない。

 


f:id:fishingtripper:20190724140941j:image車掌の青年。

陽気な男でカメラを向けると毎回ポーズを決めたりボケっと外を眺めてる僕に声を掛けたりしてくれる。

 

車中はエアコンがない為、砂埃の中窓全開が通常だ。夜9時を回る頃には砂埃が目に入り過ぎ片目が充血して腫れてきてしまった。

このまま放置しておくと病院に行かなきゃならなくなりそうだ。このタイミングでそれは面倒くさ過ぎる。とにかく早く目が洗いたい。

 

 

 

ダッカ到着 深夜の手榴弾騒動

 

シレットを出発して約8時間。

ようやくダッカに到着したのは深夜12時をまわった頃だった。もはや満身創痍だ。

 

これから宿を探すとかめんどくさ過ぎて気が滅入ってくるが唯一の救いはダッカの町が想像していたより遥かに賑やかで特に治安の悪さは感じない事。むしろ人だらけでうるさい位だ。

 

偶然バスを降りた近くに宿があったのですぐに駆け込んだが速攻でフルだと断られた。だるい。だる過ぎる。

 

とにかく勘で宿が沢山ありそうな方へ歩いて行くと警官が居たので泊まるところを探している事を身振り手振り伝えてみた。

すると通りかかったCNG(オートリキシャみたいなもの)を停めてくれ空いているホテルへ乗せて行ってくれるように交渉してくれた。非常にありがたい。

 

到着したのはエントランスの警備が厳しめな結構いいホテル。

入口でパスポートチェックを受け、僕の荷物をX線検査機に通すと突如警備員達がざわつき始めエントランスは一時騒然となった。呼び出されコレはなんだ…?とモニターを指差す先に映っていたのはカメラのブロワーだった。

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よくよく見るとどう見ても手榴弾にしか見えない。

 

びっくりさせてすまない…。と思うのと同時に笑う気力もないほど疲弊していたにも関わらず強面警備員のビビリ顔が面白すぎて笑えた。す…すまん(プルプル…

 

 

部屋に着いたら荷物をひっくり返し洗濯して目洗ってシャワー浴びてようやく落ち着いたのは深夜2時頃。

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長い1日だった。

 

バングラのご当地ビール、ハンターを流し込み気絶するかの様に眠りに落ちた。

 

 

 

 

 


 

現代シルクロードの旅#7 〜インド北東部に青い宝石 メガラヤレオパードを追う〜

 

現代シルクロードの旅#1 〜アジアハイウェイ1号線を行く〜 - Expedition!!←最初から読む

現代シルクロードの旅#6 〜雲の住みか〜 - Expedition!!←前回のお話

 

 

インド北東部 メガラヤ州で釣りしてみた

 

長旅の疲れもあり昨夜は早い時間から寝落ち。お陰で午前3時過ぎにしっかり目が覚めて準備することが出来た。

 

今日からが釣りの本番。

紹介が遅れたが今回の狙いはブルームーンギャラクシースネークヘッド(学名:Channa pardalis)

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提供 ⁦‪@MobiAqua2017  http://mobiaqua.blog.jp

 

 

メガラヤレオパードなんて呼ばれたりする小型のスネークヘッドで2016年3月に正式に新種記載された種で見ての通り物凄く綺麗な青色をしている。

メガラヤ州のごく一部の水が綺麗な水域にのみ生息しており他のスネークヘッドと比べて比較的冷水を好む。

 

行き当たりバッタリで捕まえられる程イージーでは無いだろうけど一度野生のメガラヤレオパードをこの眼で見てみたい。

 

 


まずは今夜の宿を確保して荷物を預け、釣り場に向かう為の車を探しに中心地のロータリーへと向かう。

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ロータリーに入った瞬間「チェラプンジ?」と小綺麗な格好をした男に声を掛けられた。


観光ではなく釣りに行きたい事を伝えて魚の写真を見せると周りに居たタクシーの客引き達がワラワラと集まってきた。8人くらいに囲まれダメ元で写真を見せて身振り手振り説明しているとその内の一人が知っているというではないか。


昨夜僕がGoogleMapで目星をつけた川にもいると言うので1日車をチャーターしたい事を伝え料金交渉。言い値は3000ルピー。

しばし交渉し付近にいる別のドライバーにも声を掛けたが全員結託しているっぽく下がりそうに無い為、最初に声を掛けてきた小綺麗な男に頼む事にした。名前をノビンと言う。


先ずはエントリーしやすそうな下流域のポイントへ向かう。シロンの街中は大渋滞していてなかなか抜け出せない。ようやく抜け出せたと思えば今度は未舗装の山道だ。ガードレールなんて物はなく道のすぐ脇は数百メートルの崖が続いている。

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この谷底にきっと川があるはずだ。
車はガタガタとまだ見えない谷底目指して下っていった。


川岸に降り立ってみると水は濁りとゴミでかなり汚かった。

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綺麗な場所を求め、ヘヴィ藪漕ぎをしながら上流方向へ向かい竿を出してみたが魚からの反応はない。f:id:fishingtripper:20190711201302j:image
せっかく来たのに手ぶらで帰るのも嫌なのでその辺に飛んでいた蝶を採取しながら来た道を戻る。

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綺麗な蝶には逃げられ、日本にも居そうな蝶しか採れなかった。甘くない。

 

 

 

青い宝石を探しに谷底へ


続いて次のポイントに向かう為、再び悪路を谷底目指して下る。

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しばらく進むと道が終わり車はここまで。

f:id:fishingtripper:20190711120936j:image谷底を覗き込むとかなり急斜面な山肌に人が降りた後を発見した。

f:id:fishingtripper:20190711121014j:image川も少し濁っている様だがここまで来たら行ってみるしかない。
荷物をなるだけ軽くし谷底に向かって降りていく。高度にして200m位だが足場が細く浮石や落ち葉でスリップしやすいので必要以上に注意して進んだ。


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またここ登るの嫌だな…。

 


谷底に降りると先ほどの川と違いゴミはほとんど無かったがやはり多少濁りが入っている。f:id:fishingtripper:20190711121102j:imagef:id:fishingtripper:20190711121058j:image

雨も降ってない筈なのにこの濁りは一体どこから来るのだろう?

 

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一通り付近を釣り歩いてみたが岩陰から10cm無いくらいの何かが姿を見せたのみでそれ以外の反応は得られず。

 

濁りのせい?エリア?釣り方?

はたまた個体数が非常に少ないのか?

そんな事を頭の中でぐるぐると考えたが僕の知る限りこの魚をわざわざ釣りに来た外部の人間は恐らく居ないと思われるので情報なんて全くないのだ。

 


収穫といえば意外な事にこの谷底で釣りをする現地人らしき人物と遭遇した事くらいか。


対岸にいた上、英語が通じなそうだったので何が釣れるかは聞けなかったのが残念だった。


結局この日は濁りに悩まされ不本意な結果で終了。

 

丸一日、未舗装路に付き合わせ車傷だらけにしてすまん。悪意は無いんだ(棒読み

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ありがとうノビン!

 

 

丸一日ハードに動いたせいでやたらビールが飲みたい。

f:id:fishingtripper:20190711195051j:imageビールを探し血眼になって町中を捜索していると遂に酒屋を発見。
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インドに入ってから酒が見つけられず日本から持参したウィスキーをチビチビと煽っていたのだがここへ来てようやくビールを入手する事に成功した。
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久しぶりのビールを楽しみつつ明日のプランを練って就寝。

 

 

 

 

想定外の事態発生

 


翌日


昨日の内に濁りが入りにくそうな河川を数カ所ピックアップしており、意気揚々と宿を出た。
少し歩くとポツポツと雨が降り始め、乗合タクシーに乗り込む頃には土砂降りへと変わった。遠くで雷鳴も聞こえる。


しばらくしたら止むだろうと気にせずいたがいつまで経っても止むことはなかった。

不味い状況だ。流石に降り過ぎだ。

これでは全ての河川が濁ってしまう。

 

ドライバーに尋ねるとこの時期にこれだけ雨が降るのは珍しいらしい。なんてタイミングの悪さだ。

 

釣りを続行すべきか予定を早めてバングラに入国するかの難しい選択を迫られた。


とりあえず釣り場との分岐点までに今後の身の振り方を考える事にした。

 

 

 

しばらく走ると雲を突き抜けたのか一瞬晴天になった。

f:id:fishingtripper:20190711200408j:imageこの街で昼飯休憩。
f:id:fishingtripper:20190711200412j:image名前はわからないがモツと野菜とターメリックライス的な食べ物。

こいつも例に漏れずめちゃくちゃ美味しい。

 


メガラヤは本当に雲の住処という名がピッタリとくる。

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道中ほとんどが雲の中だ。

モンスーンがモロに当たる地域で降雨量世界1位らしい。

 

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前がよく見えない状況でも相変わらずガンガン飛ばしまくるドライバー。もう慣れ過ぎてなんとも思わないが多分日本で同じ運転したら夕方のニュースになること間違いなしである。

 

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そんな事をしている内に釣り場への分岐点まで到達。

 

道中の川は全てどちゃ濁りでとても釣りになる状況ではない。
本来アジアハイウェイを行くのが最大の目的だった筈だがここへ来て釣り人魂に火が付いてしまった。


しかし冷静に考えればこの量の雨が降った後の河川がどういう状況なのかは経験からわかる事であるしムキになり過ぎてこの地を発つのが遅れると色々不都合があるのも事実だ。


一度火が付いた心を消火するのはかなり不本意ではあるがここは先へ進むのが正解だと判断。今回は調査だ。また来ればいい。

そう言い聞かせドライバーに国境へ向かうよう告げた。

 

 

 

 

 

 

 


 

現代シルクロードの旅#6 〜雲の住みか〜

 

現代シルクロードの旅#1 〜アジアハイウェイ1号線を行く〜 - Expedition!!←最初から読む

現代シルクロードの旅#5 〜辺境ナガランド州を行く〜 - Expedition!!←前回のお話

 

 

ディマプール到着

 

コヒマから下る事3時間半。

ようやくディマプールだ。

 

 

たいした距離ではないのに予想以上に時間を取られてしまった。

 

 

 

町に近づくと検問が数回ありその度に止められ積荷のチェックを受けた。

 

恐らく麻薬を運んでないか確認してるのではないかと思う。ミャンマー北部のジャングル地帯はヘロインの原料となるケシの一大産地でありそこからマニプール州を経てナガランドへ入ってくる様だ。それと同時にナガランドとミャンマー北部は隣同士山奥で繋がっているので深い山中に別の密輸ルートがある事も考えられる。

 

一説によればナガの独立運動組織を弱体化させる為に裏でインド軍が手を引いているとかいないとか言う噂もあるらしい。

真実であれば相当黒い。黒過ぎる。

 

 

 

ディマプールの町は暗くて規模こそわからないがそれなりに賑わっている様子。


ようやく下界に下りてこられて嬉しいが1つ問題が発生している。
ここまで10時間ほど悪路を走ってきたが、僕はてっきりディマプールまで出れば後は舗装されたいい道に変わると思っていた。

 

 


しかしだ。

 

街中はおろか更に先まで行っても道は一向に良くなることは無かった。


夜9時頃にアッサム州境を越える。
工事箇所が多く相変わらず道は良くならない。そんな中再びの故障。
こんな感じで本当に朝までに着くのだろうか?

もはや気力も体力も削られて放心状態だ。

 

 


夜中1時半、雨の音で目が覚める。
程なく休憩を兼ねて食事が始まったがもう寝てたので食べる気が全くおきない。

f:id:fishingtripper:20190606123151j:imageインドの人は食べたくなった時に食べる習慣なのだろうか?


この頃になると道はだいぶ良くなり、今までの疲れも手伝ってぐっすり眠る事が出来た。

 

 

 

 

 

 

雲の住みかへ

 


明るくなる頃にアッサム州都グワハティとの分岐点に到着。

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ここで数人下車し、残った僕らはシロンへ向かって再出発した。

 

 

出発してすぐにアッサム州とメガラヤ州の州境を越え再び山道に。

 

昨夜の苦行がフラッシュバックし酷い憂鬱感に襲われる。メンタルを整え来たるべき苦行に覚悟を決めたが予想外にこちらの峠は綺麗に舗装された片側2車線の快適な道だった。

 


ぐんぐんと標高を上げていくバス。

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周りは白くモヤが掛かり雲の中に居るようだ。それを突き抜けると一気に晴れ間が差してきて車窓から見える眼下の山間には雲海が見えた。

 

 

 


メガラヤ

 

 サンスクリット語「雲の住みか」だそうだ。

 

 

 

 

 


コヒマもそうだったが高地へ登れば登るほど神聖な空気を感じるのは何故なのだろう?

 

そんな事を考えながら車窓を眺めていると次第に山道は賑やかな街へと変わって行った。

もうすぐシロンに着きそうだ。

 


バスはてっきり町の中心地に着くものだと思っていたのだが、どんどん乗客は降りて行きそのまま街の外れの方まで来てしまった。


不味い気配を察知し僕も慌てて途中下車。
降りた所に寄ってきたタクシーのおっちゃんに中心地まで乗せて行ってもらう。


名はバカラウ。ボッタクリだ。 
しかし付近にはこの男しかおらず他に移動手段が無いので仕方なく合意。


別にボッタクリでも日本人からしたら大した額では無いのだから払ってやればいいじゃないかとも思ったりするのだが、別に金が惜しくて払いたくないのではなくそれに見合うサービスや工夫をして欲しいのだ。

なので適正価格まで値切ったとしてもその後いいサービスを提供してくれた場合チップとして多目に支払う事はよくある。


当たり前の様に払ってしまうと味をしめてただただボッタクリ連中がのさばり、真面目にやっている人間が馬鹿を見る世界になってしまうし、そもそも当人をボッタクれば稼げるという思考停止状態にさせてしまうとその人のためにもならないんじゃないかと思っている。


あくまで個人的な意見だが似た様な事を思う旅人は多いと思う。

 

 

 

 

 

話を戻そう。

 


ボッタクっておいて「明日チェラプンジ(有名観光地)に連れて行ってやるから連絡しろ」と電話番号を渡してくるバカラウ。

まさかする訳がないだろう。


誠実な人間だったら明日からの釣り場探しに数日間チャーターしようと思っていたのに残念だ。


タクシーはポリスバザールという町の中心部に到着。f:id:fishingtripper:20190606123551j:image厳密に言うとまだ車が走っている段階で僕を見つけた客引き達が車目掛けて走ってきた。


そして5〜6人が窓から手を入れ「チェラプンジ!チェラプンジィィ!!ちぇらぷんじぃぃぃぃぃぃ!!!」と迫ってくる。

 

 

 

 

かなり強引だ。

 

というか一目散に走って来るんじゃない。

怖いだろw

 


しかし意外にもメンタルは弱いらしく素っ気ない態度で「行かない。今日は寝る。」と行ったらすぐに別の人間の元へ走って行った。


意外といい奴らなのかも知れない。

 

 

 

 


とりあえず荷物を置きたいのでホテルを探す事にした。

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まだ朝早いので空いているホテルがなかなか見つからず疲れ切った所に丁度開いているホテルを見つけチェックイン。


荷物を置いたら早速、釣り場の聞き込みだ。

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町を散策しながら賑わっているエリアで数人に声を掛けたが有力情報は得られず。結構難航しそうな気配がする。

 

 

 


昼になり目に付いた飯屋に入るとビリヤニを発見したので即注文。

 

実に24時間ぶりのまともな飯だ。

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ビリヤニとは簡単に言えばこの辺りのスパイスの効いたチャーハン的な食べ物だ。


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時折、付け合わせの玉ねぎとライム?と謎のペーストをつまみながらパクつくと味変出来て最後まで美味しく食べれる。

 


かなりの量だったがあっという間に完食。
多分カレーとビリヤニ、あとは野菜があれば僕は生きていけると思う。

 

 


食後は部屋に戻り死ぬほど遅いネットを駆使しGoogleMapで良さげな場所を選抜していたら気づいたら寝落ちしていた。

 

 

明日は釣り場に立てるだろうか?